かみぽわーる

kamipo's blog

HPVワクチンを接種してきた

先日、HPVワクチン(ガーダシル9価)を接種してきた。

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性的接触のあるひとはだいたいが生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスで、子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えていると言われていて、年間約1万人が疾患して、約2900人がこの病気で命を落としているそうです。

HPVワクチンは小学校6年~高校1年相当の女の子は定期接種といって無銭(公費)でワクチンを接種できます。が、2013年にいろいろあって定期接種の積極的勧奨を差し控えるという事態になってしまい、アメリカやオーストラリアでは接種率が約8割に達する中、日本での接種率は1%以下となっていたそうです。が、約9年のときを経てついに2022年4月に積極的勧奨が再開されました!

積極的勧奨が差し控えられた当時、ワクチンの副反応がやべえみたいな感じでメディアで煽られたために、親御さんがそんなやべえもんうちの子に打たせられるか!みたいな感じで定期接種を受けられずに大人になってしまったひともいるかと思うんですけど、ただいまキャッチアップ接種キャンペーン期間中(2022年4月〜2025年3月)につき、誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日の16歳〜25歳の女性も無銭(公費)でワクチンを接種することができます!

定期接種を受けられなかったキャッチアップ接種対象のひとには予診票が届くことになってるんですが、このキャンペーンけっこう急に決まって対応に手が回ってない自治体もあるらしいんで、キャッチアップ接種受けたいけどまだ予診票届いてないってひとは自分がお住まいの自治体にキャッチアップ接種受けたいんで予診票送ってもらっていいですか?って問い合わせしてみるといいかもしれないです。

www.mhlw.go.jp

あとキャッチアップ接種のこと知らなくて自腹でHPVワクチン接種してもうたわってひとも、任意接種の費用を助成してくれる自治体もあるので自分がお住まいの自治体に確認してみるといいかもです。ちなみに僕が住む新宿区は任意接種の費用を助成してくれるみたいです。

www.city.shinjuku.lg.jp

あと日本ではまだ定期接種は女性だけが対象なのだけど、アメリカやイギリスとかでは男子も定期接種の対象で、オーストラリアでは15歳の男女の接種率は80%超えてて子宮頸がんの原因になるハイリスク群の型のHPV感染がめちゃくちゃ減少しているそうです。

日本でも、男性のHPVワクチン接種を助成する自治体も出てきてて、この流れがいろんな自治体に広まっていって、いずれは性別に関わらず定期接種できるようになったらめっちゃいいと思う!

nlab.itmedia.co.jp

僕はもういい年したおっさんなので、いまさら僕がHPVワクチン接種したところで、僕自身がHPV感染を予防するという意味での効果は正直あんまりないと思うんだけど、ひとに勧めるワクチンを自分は接種してないというのもどうかと思うし、こういうのは気持ちの問題なんでね、おっさんにはあんまり効果ないと思うけど若ければ若いうちに接種したほうが予防効果は期待できるんで、キャッチアップ接種とかあってお得な今がHPVワクチン接種を検討するビッグウェーブに乗る絶好のチャンスなんじゃないかなと思います僕は。